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旬のうまい魚を知る本 >

▼背越しで食べるなら、この魚

珊瑚礁のような青緑色の背に、ハデな黄色の太い縦縞が2本。タカベ熱帯魚風ではあるけれど味はよい。大きな群れを作るため、ときに大漁になり、お手頃価格で店先に並ぶことがある。そんなとき、ぼくは少し多めに買い込んで、塩焼き煮付けなどで夏の味覚を楽しむ。なかでも漁師料理の背越しが大好物。小ぶりで鮮度バツグンのタカベを選び、ウロコと頭とハラワタとヒレを取り除き、背から一気に包丁を入れる、つまり丸のままの薄切りにする。これを中骨ごと醤油でほおばる。噛みしめていると、やがて骨の中からエッセンスがにじみ出て、魚ってこんなにうまいのかと、あらためて頭が下がってしまう。




東京書籍 (著:東京書籍)
「旬のうまい魚を知る本」
JLogosID : 14070429


【辞典内Top3】 ▼赤・金・黒と、生息する場所によって体色が異なる  ▼鮮やかな赤色は血にヘモグロビンが含まれているため  ▼卵を抱えるメスの商品価値が高い  
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 東京書籍「旬のうまい魚を知る本」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京書籍
価格:1,836
収録数:650匹
サイズ:18.6x13x2cm(四六判)
発売日:2002年8月
ISBN:978-4487797776

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