【旬のうまい魚を知る本】 >
▼身ぐるみはがれるバクチウチ
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カワハギそっくりだが、顔が長く伸びた馬面なので、通り名も標準和名もウマヅラハギ。ハギの名は皮を剥いで料理することに由来する。身ぐるみはがれることから、バクチあるいはバクチウチの地方名もある。カワハギの代用として刺身や鍋に利用されることが多い。肝はカワハギ同様に美味であるが、多少においが強い。土産屋でよく見かけるカワハギのみりん干しは、おおかた小型のウマヅラハギを材料にしている。また皮をむかれて切り身になったウマヅラハギが、カワハギの名で売られていることも少なくない。
![]() | 東京書籍 (著:東京書籍) 「旬のうまい魚を知る本」 JLogosID : 14070167 |