【旬のうまい魚を知る本】 >
▼近づくものにやたら噛みつく乱暴者

ハモは古語の「食む」からこの名がある。ノコギリ状の大きく鋭い歯で、近づくものにやたら噛みつく乱暴者だから、この語源説には説得力がある。しかし異説もある。「歯持ち」から転じたとも、中国名の「海鰻」の唐音だともいわれる。ハモは本州中部から南の各地に分布する。ちなみに宮城県で「ハモ」と呼ばれているのは、マアナゴのことだからおまちがいなく。
![]() | 東京書籍 (著:東京書籍) 「旬のうまい魚を知る本」 JLogosID : 14070135 |