【旬のうまい魚を知る本】 >
▼するめは江戸から明治までの重要な輸出品だった

江戸時代のするめは長く日本の特産品だった。するめは唯一の貿易港だった長崎から、加工したナマコやフカヒレ、コンブなどとともに中国や東南アジアに輸出され、かの地の料理食材としてもてはやされたとか。明治時代にはいってからもなお生糸などとともに輸出品の花形だったというから、現代ならさしずめ自動車のような存在だった、といってはおおげさだろうか。
![]() | 東京書籍 (著:東京書籍) 「旬のうまい魚を知る本」 JLogosID : 14070115 |