【旬のうまい魚を知る本】 >
▼ピンク色のホッキガイはゆでたもの

鮮やかなピンク色のホッキガイのむき身が刺身用として店先に並んでいる。そのためホッキガイはピンク色と思っている方も多いはず。まちがいではないけれど、正しくもない。あれはホッキガイをゆでたものなのだ。ゆでたホッキガイは本来の野生味がだいぶ減るものの、くせがなくて食べやすくなり、独特の歯ごたえも悪くない。見た目もよくなるし、日持ちもよい。そのためホッキガイの多くは加工されて流通している。
![]() | 東京書籍 (著:東京書籍) 「旬のうまい魚を知る本」 JLogosID : 14070035 |