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旬のうまい魚を知る本 >

▼見栄えは食欲をそそらないが…

ホッキガイ、あるいはホッキの呼び名でよく知られるが、標準和名はウバガイ(姥貝)という。その名の通り、外見はどことなく年寄りじみている。9・5センチ達する丸みのある三角形の殻には粗い筋が通り、灰黒色の厚い殻皮をかぶっている。殻をこじ開けると、薄紫色の足(舌)、小星と呼ばれる小さな貝柱、大星と呼ばれる大きな貝柱があり、これらも見た目はけっして食欲が湧くものではない。ところが足を刺身で食べてみると、こりこりとした弾力と、ほかの貝にはない不思議なうまみと甘みによって、しばしのあいだ虜になってしまうのだ。
ホッキガイは銚子以北の太平洋側、富山以北の日本海側及びオホーツク海の水深30メートルまでの砂地に生息する。北寄の漢字を当てるのは強い北風で海岸に打ち上げられるからという。




東京書籍 (著:東京書籍)
「旬のうまい魚を知る本」
JLogosID : 14070034


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 東京書籍「旬のうまい魚を知る本」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京書籍
価格:1,836
収録数:650匹
サイズ:18.6x13x2cm(四六判)
発売日:2002年8月
ISBN:978-4487797776

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