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旬のうまい魚を知る本 >

▼由比の漁師は沖上がり料理がお気に入り

サクラエビの生と釜揚げの料理法は、レモン一搾りのほかにも数知れない。かき揚げや二杯酢のほか、高菜漬けの炒めものに加えても曲者ぶりを発揮する。ワカメとキュウリといっしょに酢味噌で和(あ)えるという手もある。サクラエビ入り玉子丼の気のおけない味も見逃せない。
由比の漁師が好む食べ方は次の二つだ。一つは料理といえるかどうか…、釜揚げを熱いご飯にのせて、醤油をふりかけてかきこむように食べる。これをやると、茶碗一杯では物足りなくなるんだよね。もう一つは沖上がりという食べ方。これも特別のワザは必要としない。浅鍋に醤油、砂糖、日本酒を入れて火にかける。煮立ってきたところでヒゲを取り除いたサクラエビ、水気を切って賽の目にした豆腐、小口切りの長ネギを入れる。落としぶたをして、味がしみこむまで煮込む。熱々をほおばっていると、いつしか大漁のあとの漁師のような満ち足りた気分になってくる。




東京書籍 (著:東京書籍)
「旬のうまい魚を知る本」
JLogosID : 14070031


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 東京書籍「旬のうまい魚を知る本」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京書籍
価格:1,836
収録数:650匹
サイズ:18.6x13x2cm(四六判)
発売日:2002年8月
ISBN:978-4487797776

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