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雑学大全2そーだったんだ! > 由来

ダメ
【だめ】

日頃よく使っているこの言葉の由来は、囲碁!

してはいけないことをやってしまって「それはダメ」と注意されたり、ものごとが思うように進まなくて「ダメだぁ?」とつぶやいたりすることは誰しもあるだろう。「ダメ」、漢字で書くと「駄目」。この言葉は、実は囲碁ご用語から転じて日常で使われるようになったものだ。囲碁用語の「駄目」とは、どちらの陣地にもならない領域をさす。囲碁は、自分の石で碁盤の目を囲み、なるべく多くの目を陣地にしたほうが勝ちというゲームだからどちらの陣地にもならない「駄目」は勝敗に直接関係しない。そこから転じて「役に立たない」「無駄である」といった意味になった。そして、やっても無駄であることから、「してはいけないこと」といった意味でも使われるようになったのだ。ちなみに、囲碁の起源は中国の占星術といわれている。三国時代の武将孫策が使ったとされる棋譜が現存しており、その歴史の深さがわかる。日本に伝わったのは奈良時代で、正倉院に当時の碁盤と碁石が残されている。さて、「駄目」に関する最新情報を一つ。「駄目」の領域には石を置いても得点にならないため、パスすることができたが、二〇〇六(平成一八)年のルール改変により、「駄目」領域もすべて埋めないとゲームセットにはならなくなった。ある意味、「駄目」は「駄目」なりにその存在意義が認められたともいえそうだ。最後にもう一つダメ押し。確実にできることでも、さらに念を入れることを「駄目押し」というが、これも囲碁の「駄目」からである。自分の領域にはならなくても、つまり「駄目」だとわかっていても、そこに石を入れて確かめることからきているのだ。




東京書籍 (著:東京雑学研究会)
「雑学大全2」
JLogosID : 14820534

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編集:東京雑学研究会
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サイズ:25.6x18.4x3.6cm(B5判)
発売日:2004年8月
ISBN:978-4487801305

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