MENU
    全辞書一括検索 by JLogos

雑学大全2趣味 > スポーツ

サンドバッグ
【さんどばっぐ】

サンドバッグに砂は入っているか?

まるでサンドバッグのように殴られる」などと使われるように、ボクサーパンチの練習で殴りまくるサンドバッグ日本語にすれば「砂袋」だ。天井から吊り下げてあって、ボクサーパンチ食い込むたびにユラユラ揺れる。あれだけの大きさの砂が詰まった重いものを揺らすパンチの威力はいかほどのものかと素人は恐れをなす。ところが、実際にはあの袋のなかに砂は詰まっていない。確かにボクシングジムが日本に誕生した頃には砂が入っていて、呼び名もそこから生まれようだ。しかし、それは、パンチの練習に海外で使っていた袋の中身が何かがわからなかったため、とりあえず砂を入れてみたようなのである。実際に袋に砂を入れると、自身の重みで袋の底に押し付けられ固まったようになってしまう。それはまるでコンクリート状態だ。それを目いっぱい殴っていたのでは、ボクサーの拳のほうが傷んでしまう。したがって、もう何十年も前から、サンドバッグとは名ばかりで、砂は使われなくなっているのだ。いまでは、袋の中身はフェルトメリヤススポンジを細かくしたものなどが入っている。なお、英語ではそもそもサンドバッグとはいわない。「パンチングバッグ」という。サンドバッグというのは、日本のボクシング夜明けにつくられた和製英語だったのである




東京書籍 (著:東京雑学研究会)
「雑学大全2」
JLogosID : 14820368

この辞典の個別アプリ

雑学大全2
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾アプリ。

【辞典内Top3】 火元責任者  手のひらを太陽に  八丁堀の旦那  
【関連コンテンツ】

関連辞書

雑学大全 暦の雑学事典 日本史の雑学事典 道と路がわかる事典 

関連書籍

 東京書籍「雑学大全2」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京雑学研究会
価格:2,160
収録数:1000
サイズ:25.6x18.4x3.6cm(B5判)
発売日:2004年8月
ISBN:978-4487801305

JLogosPREMIUM(100冊100万円分以上の辞書・辞典使い放題/広告表示無し)は各キャリア公式サイトから

             × 閉じる

収録辞書全リスト