MENU
    全辞書一括検索 by JLogos

雑学大全2生活 > 食べ物

乾物
【かんぶつ】

「乾物」と「干物」は、どのように分類すればいいのか?

食料品の種類のうち、乾物は「かんぶつ」と読む。干物は「ひもの」と読むが、音読みでは「かんぶつ」とも読め、訓読みでは、乾は「かわかす」であり、干は「ほす」、どちらも日にあてて水分を取り除くことに変わりはない。要するにどちらの食品も素材そのものから水分を取り除いて乾燥させたものということになり、分類の基準はあいまいだ。一般的に、野菜や海藻など植物性食品を乾燥させたのが乾物、魚介類を乾燥させたものを干物と大きく分けることができる。前者が切り干し大根や昆布、ヒジキ、高野豆腐、干ぴょうなどで、後者がアジの開き、メザシ、スルメ、ジャコなどだ。とはいうものの、卸売り市場では、干し貝柱、鰹節、フカヒレなどは乾物であり、スルメやジャコも乾物として分類されることもある。では、どう分類すべきか。家庭用食品としての分類を考えるとすれば、素材の水分を完全に抜いてあり、常温保存できるものが乾物、素材の味を引き出すために適度に水分を抜いてあるが、日持ちはしないので冷蔵保存が必要なものが干物と考えればよいだろう。もともと干物は、日本人が、魚介類の風味を保ち、日持ちをよくするために考え出したものであり、ことに最近は、生干し、一夜干しなど、水を軽くしか抜かないものが主流なのだから




東京書籍 (著:東京雑学研究会)
「雑学大全2」
JLogosID : 14820207

この辞典の個別アプリ

雑学大全2
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾アプリ。

【辞典内Top3】 火元責任者  手のひらを太陽に  上総・下総  
【関連コンテンツ】

関連辞書

雑学大全 暦の雑学事典 日本史の雑学事典 道と路がわかる事典 

関連書籍

 東京書籍「雑学大全2」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京雑学研究会
価格:2,160
収録数:1000
サイズ:25.6x18.4x3.6cm(B5判)
発売日:2004年8月
ISBN:978-4487801305

JLogosPREMIUM(100冊100万円分以上の辞書・辞典使い放題/広告表示無し)は各キャリア公式サイトから

             × 閉じる

収録辞書全リスト