MENU
    全辞書一括検索 by JLogos

雑学大全2生活 > モノ

アルミホイル
【あるみほいる】

二枚重ねで製造することでできる「裏」と「表」

肉や魚をホイル焼きにしたり、ピクニックサンドイッチの包装にしたりと、一家に一本は当たり前アルミホイル。金属製品だからこそ可能な、加熱にも防水にも使える重宝品だ。これは原料であるアルミニウムを加熱しながら、何度もローラーかけて薄く延ばすという製造方法が使われている。日本の伝統工芸品に使われている金箔・銀箔と同じように、金属を薄く延ばしたものであるところから、アルミ箔とも呼ばれる。金箔・銀箔には裏表がないが、アルミ箔にはピカピカ光った表面と、鈍く光る裏面とがある。食品を包むことが多いため、わざわざ裏表をわかりやすくしてあると誤解している人がいるかもしれないが、実は、製造方法によって生まれたものといえる。アルミホイルは、まずアルミニウムの塊を四〇〇度以上に熱してローラーで延ばす熱間圧延がおこなわれる。それを空気冷却で延ばす冷間圧延、さらに薄く延ばす荒箔圧延という工程を経て薄くしていく。それでも、家庭用アルミホイルの一般的な厚さ〇・〇一五?〇・〇二ミリにまでローラーだけで延ばすには技術的に限界がある。そこで荒箔圧延されたものを二枚重ねて、再びローラーをくぐらせるという仕上げ圧延という工程を加えているのが一般的。延ばすのはここまでで、薄くなった二枚重ねのアルミ箔を今度は一枚ずつにはがす分離の工程がおこなわれる。こうして完成したアルミ箔は、ローラーにかかって磨かれたツルツルの面と、くっついていたのがはがされたため鈍い光を放つ面とを持つことになったのだ。




東京書籍 (著:東京雑学研究会)
「雑学大全2」
JLogosID : 14820025

この辞典の個別アプリ

雑学大全2
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾アプリ。

【辞典内Top3】 火元責任者  手のひらを太陽に  上総・下総  
【関連コンテンツ】

関連辞書

雑学大全 暦の雑学事典 日本史の雑学事典 道と路がわかる事典 

関連書籍

 東京書籍「雑学大全2」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京雑学研究会
価格:2,160
収録数:1000
サイズ:25.6x18.4x3.6cm(B5判)
発売日:2004年8月
ISBN:978-4487801305

JLogosPREMIUM(100冊100万円分以上の辞書・辞典使い放題/広告表示無し)は各キャリア公式サイトから

             × 閉じる

収録辞書全リスト