【イタリアン手帳】食前酒・食後酒・ビール >

マルサラ

マルサラ

酒精強化ワイン。すなわち酒精を加え、アルコール度数を高めたワイン。干しブドウやバニラのような豊かな香りと甘みが特徴。イタリアのマルサラは世界の四大酒精強化ワインの一つに数えられる。シチリア西端の町マルサーラの特産品であり、DOC（原産地統制呼称）産品として、ブドウの種類や栽培エリア、醸造方法が定められている。

熟成期間で４タイプに分けられていて、Fine(フィーネ)１年、Superiore(スーペリオーレ)２年、Superiore Riserva(スーペリオーレリゼルヴァ)４年、Vergine(ヴェルジネ)10年。アルコール度数は17 ～ 18％。さらに甘さでセッコ（辛口）、セミ・セッコ（半辛口）、ドルチェ（甘口）に分けられる。写真は、スーペリオーレ・ドルチェで、食後に好適。

東京書籍 (著:岸 朝子) 「イタリアン手帳」 JLogosID : 8541143