【イタリアン手帳】デザート >
ストゥルーデル

さっくり薄い層に巻かれた、アップルパイの仲間

日本語の表記が難しい。ステュリューデル? シュトルーデル?元はオーストリアが発祥の菓子で、オーストリアでもドイツでも同じスペルのStrudel。こちらはシュトゥルーデルと発音される。
ごく薄くのばした生地でリンゴを巻いて焼く伝統的な焼き菓子。イタリア風アップルパイなどとも呼ばれるが、ちょっとニュアンスが違う。生地は、小麦粉にサラダ油など油を合わせてよくこね、薄くのばして作る。“紙より薄く”を目指すのがポイント。その生地でリンゴの薄切りまたは角切りなどをくるくると巻いて焼き上げる。レシピは人によってさまざまで、つまり元々が家庭で作られるものだったのだ。最初はリンゴのみだったらしいが、その後、ほかの果物やチーズを入れたものも登場。マンゴーなどもよく合う。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子) 「イタリアン手帳」 JLogosID : 8541105 |