【カクテル手帳】ウイスキーベース >
オールドパル


"オールド・パルは「古い仲間」の意。アメリカでは1920年に施行された禁酒法以前から飲まれていたという昔ながらのカクテルだ。ウイスキーの香り、カンパリのほろ苦さ、ベルモットの風味がマッチし、ほのかな甘みが舌に残る。深い赤色も美しく、落ち着いた大人によく似合う一杯である。
ベースのライウイスキーは、原料の51%以上にライ麦が使用されたものを言う。製法はバーボンと同様のため、バーボンの代表的な銘柄である「ワイルド・ターキー」「ジム・ビーム」などが同名のライウイスキーも生産している。トウモロコシを主原料とするバーボンとはひと味違うスパイシーさがあり、コクも深い。
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![]() | 東京書籍 (著:上田 和男) 「カクテル手帳」 JLogosID : 8538904 |