一粒の麦
【ひとつぶのむぎ】
【麦】<鹿児島県>
芋で名高い老舗蔵で生まれた
シャ-プで香ばしい麦焼酎
【希望小売価格】1.8l 2130円
【度数】25%
【原料】大麦
【麹菌】麦麹(白)
【蒸留方式】間接常圧
麦の旨味を存分に引き出すべく間接常圧蒸留という独自の蒸留方法を駆使。立ち香はシャ-プな印象だが、底に麦の香ばしさとしっかりしたボディを感じさせる。
【タイプ】リッチ
【香味】シンプル□□□■□□□□□□複雑
[ストレート]○[ロック]◎[水割り]◎[お湯割り]○
蔵元は、江戸時代から続く老舗。歴史を受け継ぎ発展させ、近年はさまざまな技術革新や、原材料を栽培する農業から始まる焼酎造りにも取り組んでおり、芋焼酎の名品として名高い「富乃宝山」(78頁)を生んだことでも知られる。
その伝統と技術を注ぎ込み、当蔵で唯一の芋以外の焼酎として誕生させたのが、間接常圧蒸留という蒸留法で仕上げた「一粒の麦」。麦の旨味や香りを濃く引き出しながら、口にすると丸みを帯びた味わいが広がるのが特徴だ。名前の由来は「ただ一粒の麦なれど、大地にて芽を吹きたくさんの豊穣をもたらせり」という聖書の言葉から。含蓄に富んだ命名はさすが老舗である。
【蔵元】西酒造(株)
099-296-4627
鹿児島県日置市吹上町与倉4970-17
弘化2年(1845)創業
| 東京書籍 (著:監修:SSI(日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会)) 「焼酎手帳」 JLogosID : 8538576 |