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鳳凰単そう
【ほうおうたんそう】


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「鳳凰単そう」は、広東省潮州市の北部、鳳凰山が産地です。「単そう」とは1本の樹の意味で、「鳳凰単そう」は鳳凰山の水仙種1株からとれる茶葉だけで作り、ほかの樹の茶葉は混ぜないことが名の由来です。
鳳凰山には樹齢100年以上の茶樹が数千株以上あり、現在はそれぞれの茶樹が持つ香りと味の違いによって、芝蘭香、桃仁香、通天香など数十の種類に分けられています。
一芯二葉または三葉を午後に摘み、その晩のうちに製茶されるお茶は、華やかな香りを持ち、芳醇な味わいとほのかに甘い後味が特長です。
![]() | 東京書籍 (著:作山 若子/日本ティーコンシェルジュ協会) 「喫茶手帳」 JLogosID : 8504077 |