【喫茶手帳】中国茶 >
白牡丹
【はくぼたん】


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白毫銀針の一芯一葉に対し、白牡丹は一芯二葉で摘まれた春茶。白毫に覆われた芽の部分が牡丹の花のようなことが名の由来です。
福建省建陽市が発祥といわれますが、現在は同省南部の各地で生産されています。萎凋を繰り返し、揉まずに乾燥させる典型的な白茶の製法で、茶葉は重みのある緑や紅色が混じっています。
水色は透き通ったオレンジ色に近い黄色で、花のような香りが爽やかな一方、味はとろりと芳醇で甘みもあり、じっくりと抽出すればアイスティーも楽しめるお茶です。
![]() | 東京書籍 (著:作山 若子/日本ティーコンシェルジュ協会) 「喫茶手帳」 JLogosID : 8504070 |