【喫茶手帳】中国茶 >
東方美人
【とうほうびじん】


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東方美人も台湾を代表する青茶ですが、こちらは凍頂烏龍茶とは反対に発酵度が約70%と高く、紅茶に近い味わいの烏龍茶です。
かつて同国新竹県で、害虫である雲霞の被害で商品にならなかった茶葉を製茶したところ、蜜のように甘く香しくなったという逸話があるお茶で、その後ヨーロッパで人気となり、オリエンタル・ビューティー、香檳(シャンパン)烏龍茶などと名付けられました。6月頃、雲霞が芽をかじることで香気が増し、白、紅、黄、緑、褐色の5色を持つ茶葉が上質とされ、熟した果実の味わいです。
![]() | 東京書籍 (著:作山 若子/日本ティーコンシェルジュ協会) 「喫茶手帳」 JLogosID : 8504079 |