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霍山黄芽
【かくざんこうが】
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![霍山黄芽](../img/d017/114_f.jpg)
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霍山黄芽は、安徽省霍山県の西部、海抜800m以上の峰々が連なる霧深い山林が産地です。
穀雨前に一芯一葉または一芯二葉で摘まれ、炒った茶葉を栗などの炭で燻し、その後1~2日間湿気を与えることで酸化発酵を促します(悶黄)。これを2回繰り返し、ようやく仕上げられます。
香りはわずかにスモーキーで、豊かな甘みとコクがありますが、君山銀針と比べると緑茶に近い味わいです。このお茶は唐代からの歴史がありますが、一時すたれ、その後1971年に復興しました。
![]() | 東京書籍 (著:作山 若子/日本ティーコンシェルジュ協会) 「喫茶手帳」 JLogosID : 8504072 |