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武夷水仙
【ぶいすいせん】


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中国には、水仙茶という水仙種の茶樹を使った青茶(烏龍茶)が多く存在します。なかでも福建省の武夷山で生産されるものを武夷水仙、福建省のそのほかの地域で生産されるものをみん北水仙といいます。
武夷水仙が特別に扱われるのは、武夷岩茶の一つに数えられるためです。もともと水仙種の茶葉は大きく、肉厚でツヤのある深緑色をしていますが、武夷山の土壌で育つ茶葉は、さらに力強く、抽出されるお茶も重みのある芳醇な味がします。後味も青茶らしい華やかな甘みが広がります。
![]() | 東京書籍 (著:作山 若子/日本ティーコンシェルジュ協会) 「喫茶手帳」 JLogosID : 8504074 |