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丹波茶
【たんばちゃ】


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丹波茶は、今から約1200年前の平安時代初期に、嵯峨天皇の勅令によって栽培が始められたといわれています。産地は黒豆で有名な篠山市を中心とした丹波高原で、この地は日本で最も気温の低い茶の栽培地といわれます。
丹波の山あいは一日の気温差が大きく、朝方から正午近くまで残る「丹波霧」とも呼ばれる深い霧が発生することで有名ですが、こうした気候が、しなやかで良質なお茶を育てます。上品な色と香り、昔ながらの緑茶らしい、素朴でまったりと重みのある味が同茶の特長です。
![]() | 東京書籍 (著:作山 若子/日本ティーコンシェルジュ協会) 「喫茶手帳」 JLogosID : 8504059 |