【すし手帳】魚卵など >
かずのこ


昔、子どもたちが「かっちゃん数の子ニシンの子」と囃したように、数の子はいうまでもなくニシンの子、ニシン(鯡・春告魚・青魚とも)の卵巣卵だ。ニシンといえば北海道、だったが、現在は道産はほとんど鮮魚として消費され、数の子を含む加工原料には輸入ニシンが使われている。
写真の数の子はその北海道産ニシンの、しかも貴重な原卵(腹から取り出して、塩漬けしただけの卵)を握った逸品。小さな粒はしっかりくっつき合って弾力があり、歯ごたえがまたすばらしい。 * 「旬」表示を含め、データはすべてニシン。
![]() | 東京書籍 (著:坂本一男) 「すし手帳」 JLogosID : 8003083 |