【焼肉手帳】合鴨肉 > 正肉・内臓
鴨タン
【かもたん】


カモノシタであって、カモノハシではない。鴨の嘴(くちばしのこと)の奥にある、鴨の舌のことです。6つ並んだ小さな舌が、かつてどんな風に鳴き交わしていたのかを思えば、あだやおろそかに食べるわけにはいかない。心して味わってください。
タンといいながら想像以上にやわらかく、しかも歯ざわりはこりこりで脂ものっている。こちらは皮をつけたまま生醤油で焼くにしても、牛・豚のタンとはずいぶん違う。とろける部分と歯ごたえが同居して、かつ両者がしっくり融合している。中国料理の超高級食材の一つ。この串1本が6羽分。
![]() | 東京書籍 (著:東京書籍出版編集部) 「焼肉手帳」 JLogosID : 8015157 |