【焼肉手帳】合鴨肉 > 正肉・内臓
鴨もも
【かももも】


鴨のもも、つまり足の付け根から先の部分の肉。肉色は深赤色、写真でご覧のように脂肪を多く含む。
鴨の脂は融点が低いため、口の中で容易に溶けてしかもまろやか、口当たりがいい。むね肉に比べて肉質は硬めだが、味には鴨らしいこくがある。昔から日本人はうまいものを「鴨の味」にたとえてきたという。この串を食べれば、確かにそれも納得。
塩で焼く。脂身と肉の歯ごたえがよく、汁気を楽しみながら噛めば噛むほど、微かに野性も感じさせて味わいは深い。やわらかく、さくっと歯切れもいい。これも肉好きご用達のひと串。
![]() | 東京書籍 (著:東京書籍出版編集部) 「焼肉手帳」 JLogosID : 8015155 |