【焼肉手帳】牛肉 > 内臓
レバー
【ればー】


肝臓。サンドミノ(上ミノ)をモツ界の王者とすれば、同じくモツ界に揺るぎない地位を誇るこちらは、さしずめ皇帝といったところか。繊維質が多く、ビタミンA・B1・B2、たんぱく質のほか鉄分などのミネラルを豊富に含み、栄養価も高い。肉食動物が草食動物を仕留めたとき、最初に肝臓を食べることはご存じのとおり。
レバー特有の臭みは、焼けばかなり抑えられる。焼く際はわずかに炙る程度、あるいは片面だけを軽く焼くのがコツ。生チョコレートみたいなとろける食感、舌にまとわる甘みとこくが、通が愛してやまないレバーの醍醐味。
![]() | 東京書籍 (著:東京書籍出版編集部) 「焼肉手帳」 JLogosID : 8015045 |