【焼肉手帳】牛肉 > 内臓
リードヴォー
【りーどヴぉー】


別称のシビレは、英語で「仔牛の胸腺、膵臓」を意味するSweetbreadから来ている。一方リードヴォー(Ris de veau、仏語)は、仔牛の胸腺(ミルクを飲んでいる時期に必要とされ、成長につれて失われる器官)、それも厳密には乳飲み仔牛(ミルクだけを飲んでいる時期の仔牛、また離乳期を過ぎてもミルクだけで育てられた仔牛)の胸腺のみをいう。膵臓と胸腺は別の器官なのに、シビレには胸腺の意味もあるからややこしい。
わずかにミルクの香りを含む、このあまりにも濃厚なふくよかさ、上品な脂の濃密さ。表面はかりかりに、中はふんわり感を残して焼くのがいい。
![]() | 東京書籍 (著:東京書籍出版編集部) 「焼肉手帳」 JLogosID : 8015036 |