【焼肉手帳】牛肉 > 内臓
ウルテ
【うるて】


ウルテは、直径3~5㎝ほどの気管の軟骨のこと(食道の軟骨をウルテと呼ぶこともある)。そのまま焼いてかじるにはちょっと硬すぎるため、輪切りにしてから包丁で丁寧に叩き、さらに細かい切れ目を入れて、誰にでも食べやすいように処理してある。
最大の特徴は、味よりもまず食感にある。噛み心地は「こりこり」あるいは「かりかり」か、それとも「かりこり」か。いずれにせよ歯に快く、いつまでも飽きさせない。よく焼いて食べるのがいいが、それでもなお歯ごたえがあり、さくさく~めば、精妙な味がしみじみ湧き上がってくる。
![]() | 東京書籍 (著:東京書籍出版編集部) 「焼肉手帳」 JLogosID : 8015033 |