【焼肉手帳】牛肉 > 正肉
骨付きカルビ
【ほねつきかるび】


あばら骨を取る前の特上カルビ、といえばわかりやすいか。みっしりと骨を包む、ピンクの肉と純白の脂の美しさ。そして威風あたりを払う、この重量感。「これを食わなきゃ焼肉屋に行くイミがない」とうそぶく通も少なくない、人気の部位の一つだ。
手と口の周りが脂まみれになるのも構わずかぶりつけば、肉も脂もこってりと濃く甘く、深い味わいがゆるゆるとのどを滑って舌と胃を結ぶ。といって特にくどいわけではなく、そう、これは「牛の大トロ」と呼ぶのにぴったり。骨にこびりついた肉は残さず食べたい。塩かたれの下味つきが多い。
![]() | 東京書籍 (著:東京書籍出版編集部) 「焼肉手帳」 JLogosID : 8015016 |