【東洋医学のしくみ】1章 東洋医学の概略と必要性 >
ホミオパシー
【ほみおぱしー】

18世紀末にドイツから広まった療法で、「ホミオパシー」(Homeopathy)とは「同種療法」や「類似療法」という意味になります。
この療法のベースにあるのは「病気に類似した症状を起こす物質をごくわずかな量だけ薬として使えば、本当の病気の症状を抑えられる」という考え方です。
たとえば熱を下げるために、そのまま飲めば発熱症状を引き起こす物質のエキスを微量に希釈して飲むといった治療法になります。
日本ではほとんど知られていない治療方法ですが、ヨーロッパではさまざまな症状に応じたホミオパシーの薬がごくふつうに売られており、ホミオパシー専門の治療院も開かれています。
![]() | 日本実業出版社 (著:関口善太) 「東洋医学のしくみ」 JLogosID : 5030034 |