八角弁当
【はっかくべんとう】
オーソドックスながら内容充実、関西料亭風の上品な幕の内
明治21年(1888)に創業した水了軒が、昭和50年に発売。以来、大阪駅弁の顔とも言われるほどの人気を保ち続けてきた。正統派の幕の内弁当で、八角形の経木の器には、フライものを使わず、煮物と焼き物中心の、多彩なおかずが詰め込まれている。
アナゴ鳴門巻き、高野豆腐、昆布巻き、小きりナス、キュウリの漬物など、床しい料理の数々は、関西料亭風の上品な味付けで、身体にも心にも優しい。どれもが丁寧に、素材のうまみを引き出す工夫を凝らして作られており、焼き魚や玉子焼きなど定番惣菜もひと味違う。俵型のご飯ももちもちと絶妙な触感。冷めた時に一番美味しくなるよう炊き方にもこだわっているという。
【問い合わせ先】
水了軒(すいりょうけん)
電話:06-6150-4137
住所:大阪府大阪市淀川区野中北1-16-16
【買える場所】
新大阪駅売店(新幹線入口改札前、在来線コンコース内)、大阪駅南口売店、天王寺駅/通年販売
価格:1100円(最新価格はご確認ください)
| 東京書籍 (著:小林しのぶ) 「5つ星の駅弁空弁」 JLogosID : 8567384 |