【全国五つ星の手土産】九州・沖縄 > 大分県
ざびえる[ざびえる本舗]

ファンの熱い声援に応えて
みごとに復活した和洋折衷菓子
![ざびえる[ざびえる本舗]](../img/d054/temiyage353.jpg)
ざびえるは50年の歴史を持つ、大分を代表する銘菓。日本に初めてキリスト教を伝えた宣教師、フランシスコ・ザビエルの遺徳を偲んでこの名が付いた。昭和32年に長久堂が創製したが、平成12年に倒産、ざびえるも製造が中止された。しかし、ファンからの復活を望む声が高く、それに応える形で、長久堂の元従業員たちが翌年ざびえる本舗を設立。みごとに再興を遂げたという経緯がある。
ざびえるには金と銀があり、しっとりとしたバター風味のビスケット風の生地に白餡を包んだのが銀。金は、ラム酒に漬けたレーズンを餡に刻み込んでいる。時間が経つにつれて餡の水分が皮に移っていくので、皮がやわらかく餡は香り豊かになるそうだ。姉妹品の瑠異沙は、バイオレットリキュールで香り付けした菫色の餡を、ミルクとバター風味のカステラ生地で包んだ上品な菓子だ。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「全国五つ星の手土産」 JLogosID : 14071952 |