【全国五つ星の手土産】四国 > 香川県
あいむす焼[満久屋豊浦商店]
【あいむすやき】

エビ100%で添加物一切なし
香り優しいエビセンの元祖
![あいむす焼[満久屋豊浦商店]](../img/d054/temiyage307.jpg)
瀬戸内海の燧灘で捕れたエビの味わいを生かし日持ちさせるため、相蒸焼きという加工法を考え出したのが、満久屋の初代佐吉だった。明治10年(1877)のことで、以来130年、この加工法は引き継がれ、あいむす焼として観音寺を代表する名物となっている。製法はほとんど不変。新鮮な小エビの殻をむき、4、5匹分ずつ煎餅焼き器に似た丸い鉄型にぎゅっと挟んで、一枚ずつ蒸し焼きにする。極薄に焼けたら、ぱりぱりに乾燥させて2枚ずつアルミ箔の袋に入れて出来上がり。添加物は一切なし。自然のままの味と香りは舌に優しく、じっくりと旨みを味わうことができる。
このほか、殻付きのまま焼いた姿焼、エビと馬鈴薯を練り上げ煎餅にして昆布で巻いたいそ巻、串に刺し乾燥させて出し汁に漬けた串えび、秘伝の味付けをして堅く焼いたえび鉄などエビ加工品は多数。いずれも小さく食べやすい。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「全国五つ星の手土産」 JLogosID : 14071906 |