【全国五つ星の手土産】中国 > 山口県
阿わ雪[松琴堂]
【あわゆき】

一度食べたら忘れられない
純白の雪を思わせる銘菓
![阿わ雪[松琴堂]](../img/d054/temiyage295.jpg)
慶応年間(1865~68)創業で、現在は六代目と七代目が暖簾を継承する松琴堂。代表銘菓の阿わ雪は、初代総理大臣の伊藤博文が「口中で消えゆく感じが春の淡雪のようだ」と愛した手作りの逸品。泡立てた卵白に寒天、砂糖を加えたもので、工程はシンプルだが、微妙なタイミングが味を左右する。製法は後継者ただ一人だけに伝えられる、一子相伝の極秘の技である。白くふわふわとしたこの不思議なお菓子は、婚礼の引き出物に用いられることも多いといい、確かに口にふくむと穏やかで品のよい甘みが広がって幸せな気分にしてくれる。冷蔵や冷凍で保存でき、それぞれ違った食感が楽しめる。
姉妹品に、阿わ雪を細かく切って表面にグラニュー糖をまぶし乾燥させた干菓子のささめゆき、阿わ雪を芯にして薄焼きカステラの皮で巻き、黒ゴマ入りの砂糖でコーティングしたゆきごろもがある。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「全国五つ星の手土産」 JLogosID : 14071894 |