【全国五つ星の手土産】中国 > 広島県
たこせん[ゑびす家]

三原への郷土愛から生まれた
名産のタコを生かした塩味煎餅
![たこせん[ゑびす家]](../img/d054/temiyage290.jpg)
瀬戸内海に面した三原市はタコ漁が盛んな“タコのまち”。この町で創業70年以上の歴史を持つ和洋菓子店のゑびす家も、タコを使った菓子作りに力を注いできた。中でも人気ナンバーワンは、苦節11年をかけて生み出された、たこせん。タコをたっぷりと入れ、澱粉やイカなどを混ぜた生地を油で揚げた、かりっと風味豊かな煎餅だ。塩味がほどよくきいた軽い食感は、酒やビールのつまみにもよく合う。
このほかにも、アイデア満載のタコ菓子が揃う。いちばんの変わり種は、昭和60年に開発されたたこもみじ。広島名物のもみじ饅頭にクリームチーズとタコが入ったもので、これが意外にさっぱりとした味わい。ショウガがきいたたこサブレ、タコ入りのサツマイモ餡をパイ生地で包んだたこパイ饅頭など、タコと和洋菓子の意表をつく組み合わせが話題。4種類を詰め合わせた、たこカルテットも好評だ。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「全国五つ星の手土産」 JLogosID : 14071889 |