【全国五つ星の手土産】中国 > 広島県
もみじまんじゅう[藤い屋]

創業当時からの製法を守る
藤色の小豆餡が絶妙の味わい
![もみじまんじゅう[藤い屋]](../img/d054/temiyage288.jpg)
広島といえばもみじ饅頭。驚くほど多くの店が味を競い合っているが、よく筆頭に名が挙がるのが藤い屋だ。大正14年(1925)創業以来、もみじまんじゅうひと筋。卵や小麦、砂糖、小豆などそれぞれの素材の味を大切に、創業当時からの製法を守り続けている。
藤い屋のもみじまんじゅうを食べて驚くのは、餡の色が薄いこと。同店では「藤色の小豆餡」と呼んでいるが、通常の小豆餡とは少し製法が異なり、皮をむいた小豆を煮て作るので色が黒くならないのだという。それほど甘くなくしっとりとしており、豆本来の美味しさが生きている。カステラ生地との相性も抜群だ。
このほかにも、もみじにこだわったお菓子が揃う。いろはもみじは、錦玉糖でコーティングされた中に大納言小豆とうぐいす豆が詰まった干菓子。春もみじは冷たいもみじまんじゅう。ナチュラルチーズほか4種類の味が楽しめる。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「全国五つ星の手土産」 JLogosID : 14071887 |