【全国五つ星の手土産】東海 > 岐阜県
みそ入大垣せんべい[田中屋せんべい総本家]
【みそいりおおがきせんべい】

しっかりした歯応えに味噌の風味
江戸幕末以来の味を伝える煎餅
![みそ入大垣せんべい[田中屋せんべい総本家]](../img/d054/temiyage185.jpg)
安政6年(1859)の創業以来、煎餅屋の暖簾を守り続ける老舗。大阪で修業を積んだ初代田中増吉が、城下町大垣の脇本陣に店を開いたのが始まりで、代々伝統の技法が受け継がれてきた。一枚一枚焼き型を使って手焼きするみそ入大垣せんべいは、創業当時からほとんど変わっていないという。基本の煎餅は、大ぶりでやや湾曲した円形の厚焼。がっしりして噛むほどに甘みが広がる。原料は白砂糖、きざら糖、小麦粉、糀味噌、ゴマ、水のみ。こんがりした焼色だが、卵や乳製品は一切使っていない。糀味噌は地元の丸山味噌店の特製を使い、そのまろやかな味が、独特な風味を醸し出す。
元祖の煎餅に対し、近年新たに最高級の素材を使った煎餅を発売し、当主が代々襲名している増吉と命名。ほかに落花生やソラ豆入り、醤油味、卵煎餅などさまざまな味と形の煎餅もあって楽しい。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「全国五つ星の手土産」 JLogosID : 14071784 |