【全国五つ星の手土産】関東 > 群馬県
くるみの樹[三和屋]
【くるみのき】

江戸末期創業の菓子匠が作る
和の心を生かしたロールケーキ
![くるみの樹[三和屋]](../img/d054/temiyage74.jpg)
慶応3年(1867)に創業した群馬県下屈指の老舗。代々和菓子作りを受け継いできたが、昭和42年に四代目が洋菓子製造に挑戦。以来、洋菓子の名店としても知られる。メイン商品のくるみの樹は、県内で開く菓子フェアで常に一、二を争う人気ぶりだ。
シュー生地に大粒のクルミをふんだんにちりばめ焼き上げたもので、中のスポンジ生地はしっとりときめ細かで口どけがいい。平飼い鶏の有精卵の卵黄のみを使い、カスタードクリームとフレッシュバターを合わせたクリームも自慢。初代の「良質の素材で自分たちの気に入った菓子のみを作る」という精神が守られているからこそ生まれたものだ。さらに、黄身餡を薄皮で包み、上にメレンゲとクルミをのせた焼菓子の寒桜まんじゅう、チーズスフレタイプの風の音も好評で、いずれもどこか和菓子の味わいを残す一品だ。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「全国五つ星の手土産」 JLogosID : 14071673 |