【東京五つ星の中国料理】北京料理 > 横浜中華街
北京飯店
【ぺきんはんてん】
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重厚な店内の装飾に注目
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約半世紀前、中国大使館の外交官だった現当主の祖父が、退官にあたって大使館付きの料理人とともに開いたのが始まり。以来、3代にわたって暖簾を守ってきた。
店はきらびやかな朝陽門の隣に建つ。2階に上がると、まずその重厚で気品あふれる造りに誰もが目を見張るだろう。40年ほど前に中国人の職人が現地から建材を取り寄せて手がけたといい、細かい彫り物が施された格天井や壁の装飾、寄木の床など見事としかいいようがない。
「粉物にこだわった料理が我が家の伝統です」と常務の王子毅さん。北京ダックの味を引き立てるモチモチの春餅、料理によって太さや縮れ具合を変える麺類、スープの旨みに負けないようコシの強い生地で包む小籠湯包などの自慢料理をはじめメニューには200種類以上が並んでいる。北京料理の真髄を実感しよう。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「東京五つ星の中国料理」 JLogosID : 14071180 |