【東京五つ星の中国料理】上海料理 > 千代田区
新世界菜館
【しんせかいさいかん】
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看板は産地直送の上海蟹
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創業は昭和21年。2代目主人の傳建興さんは生産者の顔が見える、産地直送の食材にこだわる。野菜は全国の契約農家から無農薬有機栽培ものを、米は秋田県大潟村から精米したてのあきたこまちを、肉は米沢牛や和豚もちぶたをといった具合。さらに春は京都から白タケノコ、初夏には久慈川の天然アユが届くなど、日本の旬も大切にしていて、この店の料理を食べて季節の到来を実感するという常連客も少なくない。
そして多くの人が心待ちにしているのが、9月中旬~2月下旬にお目見えする上海蟹だ。中国の現地スタッフが直接漁場に足を運んで選んだ、自然畜養された粒ぞろいの上海蟹を空輸。姿蒸しや老酒漬け、蟹味噌とふかひれを合わせたうま煮など、思わずアゴが落ちる料理が食膳を彩る。店の外の上海蟹のポスターが、入荷を知らせる目印だ。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「東京五つ星の中国料理」 JLogosID : 14071116 |