【東京五つ星の肉料理】牛肉料理 > 文京区
焼肉 Lee Cook
【やきにく リー クック】

見つけにくいが訪ねる価値高し

本郷通りと旧白山通りをつなぐ商店街に面した目立たないビル。店はその左手奥の狭い階段を上った先にあり、ホームページにもあるとおり、この入口はホント見つけにくい。でも一歩中に入ると、地味ながら豪壮な造りに一瞬気圧される。
床に国産のナラ材、ロースターつきのテーブルには輸入高級材のチークを使い、背もたれが籐製の椅子を並べた店内は意外に広い。バリ島民芸一色のたくさんの装飾品にも、よくありがちな騒々しさはなく、むしろ店に品と落ち着きを与えている。
すべてA5ランクの肉は、ロース3種はシンタマ(もも肉の芯の部分)、カルビ各種とカイノミはバラ。注文ごとにたれか塩かを先に指定してもらって、たれはあらかじめつけだれをかけ、塩は塩胡椒してから供する。ロース類には塩の別バージョンの、たっぷりのねぎをかけたねぎ塩をおすすめしたい。
火の粉がはねて客の衣装を焦がしては、との配慮からあえて備長炭を避け、ロースターには人工炭の鯱炭を用いている。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「東京五つ星の肉料理」 JLogosID : 14070874 |