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旬のうまい魚を知る本 >

▼肝なくしてドンコ料理は語れない

「高倉荘」の自慢料理はドンコのすまし汁。これには大きな肝がドーンとはいっていた。汁を一口すすって、ほかのすまし汁では絶対に味わえない強烈な旨味に惚れ惚れした。ぼくの大好物という点を差し引いても、天下一品のうまさであるドンコにありがちな臭みがまったくない。肝の濃厚さはどうだろう。清楚淡泊な味の白身との取り合わせ楽しい
続いてドンコのたたき。これも肝が主役である。肝と身と味噌を包丁でたたいただけの漁師料理。肝ならではのはつらつとした生気が、心のすきまの奥底まで潤すかのようだった。「肝がなくてはドンコ料理とはいわないよ」と各ドンコ産地で耳にタコができるほど聞いてきた。歌津町でそのとおりであることを再認識したのだった。




東京書籍 (著:東京書籍)
「旬のうまい魚を知る本」
JLogosID : 14070593


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 東京書籍「旬のうまい魚を知る本」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京書籍
価格:1,836
収録数:650匹
サイズ:18.6x13x2cm(四六判)
発売日:2002年8月
ISBN:978-4487797776

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