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旬のうまい魚を知る本 >

▼「ぞうり」と「うちわ」のどちらがうまい?

ゾウリエビは漁獲量が少ないため、漁師の酒の肴になるか、地場で消費されてしまう。ぼくはこの味が恋しくなると、静岡県松崎町雲見(くもみ)の民宿「えびす屋」をたずねる。主人である漁師の高橋吉明さんが仕掛ける網に、ゾウリエビだけでなくときにはウチワエビまでがかかるのだ。
ゾウリエビイセエビ網にかかってくるから、水深10メートルから30メートルにいるようだね。9月から翌年5月のイセエビ漁の時期にちょくちょく上がってくるよ。ウチワエビは春先が多い。水深80メートルから100メートルヒラメ狙いの刺網にたまにかかってくる。ゾウリエビとウチワエビのどちらがおいしいかって? そうだなあ、ゾウリエビは磯に棲んでいるから、それだけ身が締まって甘味があるような気がする。鍋にしてもよく味が出るしな」




東京書籍 (著:東京書籍)
「旬のうまい魚を知る本」
JLogosID : 14070391


【辞典内Top3】 ▼赤・金・黒と、生息する場所によって体色が異なる  ▼鮮やかな赤色は血にヘモグロビンが含まれているため  ▼卵を抱えるメスの商品価値が高い  
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 東京書籍「旬のうまい魚を知る本」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京書籍
価格:1,836
収録数:650匹
サイズ:18.6x13x2cm(四六判)
発売日:2002年8月
ISBN:978-4487797776

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