【旬のうまい魚を知る本】 >
▼早春がもっとも美味な魚

ソイは体色と模様により数種類に呼び分けられる。クロソイは体全体が濃い灰色、ときにびっくりするぐらいの漆黒も見かける。種苗(しゅびょう)生産が盛んで、各地で放流や養殖が盛んに行われている。ゴマソイは暗色で全体に白い斑点を持っている。関東・新潟以北の海域に分布する。マソイは灰色がかった褐色で、淡色の斑点がある。東北ではキツネメバルと呼ばれる。ほかにムラソイ、シマソイと呼ばれる種類もある。
ソイは刺網や定置網、釣りなどで混獲され、北海道と東北の漁獲量が多い。通年水揚げされるが、もっとも美味なのはほかのメバル属同様、脂がのった早春の頃だ。
![]() | 東京書籍 (著:東京書籍) 「旬のうまい魚を知る本」 JLogosID : 14070381 |