MENU
    全辞書一括検索 by JLogos

旬のうまい魚を知る本 >

▼カメノテ獲りを船上から見学

翌朝、「たきもと」の庭から磯へ下りると、勝さんが小船で待っていてくれた。「干潮で磯が海面から出る頃がカメノテをとりやすいんだ。だから急ぎましょう。磯づたいでも行けるんだが、なれていないと危険だから船で行きます」。
沖の岩礁へ向かって5分ほど走る。「ほら、見えるだろう。あれがカメノテだよ」。指さす方向を凝視しても、大きな岩が見えるばかりだ。船が数メートルまで近づいて、やっと大きな岩と岩のあいだに、サボテンのような生き物が波間に見え隠れしているのを発見した。教えられなければ、まず見つけることはできなかったろう。漁師の視力のよさにあらためて驚くと同時に、わが視力の衰えに嘆くばかりだ。
中村さんが岩にひょいと飛び移った。孫がいるから家族からはおじいさんと呼ばれているのに、さすが現役漁師、その身軽なこと。足下を確かめながら、ノミでカメノテをはがして、軍手をはめた手で受け止める。と書けば簡単そうだが、足場が悪いから、素人ではとてもこうはいかない。15分ほどでザルに半分ほどを獲って、カメノテ漁を終了した。




東京書籍 (著:東京書籍)
「旬のうまい魚を知る本」
JLogosID : 14070356


【辞典内Top3】 サクラエビ  ▼周防灘産は一目で見分けられる  ▼壱岐の郷土料理「イカよごし」のおおらかな味わい  
【関連コンテンツ】

関連辞書

すし手帳 築地辞典 東京五つ星の魚料理 

関連書籍

 東京書籍「旬のうまい魚を知る本」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京書籍
価格:1,836
収録数:650匹
サイズ:18.6x13x2cm(四六判)
発売日:2002年8月
ISBN:978-4487797776

JLogosPREMIUM(100冊100万円分以上の辞書・辞典使い放題/広告表示無し)は各キャリア公式サイトから

             × 閉じる

収録辞書全リスト