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旬のうまい魚を知る本 >

▼フグはなぜ下関にあつまるのか

下関(山口県)がトラフグの大産地と思っている人が多い。ここはトラフグの集散地であって産地ではない。下関沖で多く漁獲されるわけではない。全国各地の漁船がトラフグを漁獲すると、その多くを下関で水揚げするのである。あるいは各漁港にいったん水揚げして、そこから活魚車で一路下関へ急ぐ。そうして国内産トラフグの8割がここに集まり、国内唯一のフグ専門市場である南風泊市場でセリにかけられる
トラフグはなぜ下関に集まるのか。いくつかの理由があげられる。瀬戸内海、周防灘、豊後水道、日本海、玄界灘など、フグ好漁場からの交通の便が比較的よいこと。フグの目利きが多いこと。フグを身欠き(頭と皮とハラワタを取り除いたフグ)に加工する調理師免許をもった人材を多く抱えていること。加工に必要な水代や土地代が安価であること。




東京書籍 (著:東京書籍)
「旬のうまい魚を知る本」
JLogosID : 14070277


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 東京書籍「旬のうまい魚を知る本」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京書籍
価格:1,836
収録数:650匹
サイズ:18.6x13x2cm(四六判)
発売日:2002年8月
ISBN:978-4487797776

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