MENU
    全辞書一括検索 by JLogos

雑学大全2ヒトの不思議 > 人体

目ヤニ
【めやに】

「目ヤニ」は、やがて「鼻クソ」になる

目の調子が悪いわけではないが、朝起きると目ヤニが出ていることがある。大量に出ていたり、膿が混じっていれば問題だが、そうでないなら、目ヤニが出るのはいたって当たり前のことである。目には、目に入ったゴミやまぶたからの老廃物を絶えず洗い流して、常に清潔な状態を保つメカニズムがある。そこで重要な働きをしているのが、まぶたの裏側から出ている、ムチンを主成分としている粘りのある液だ。この粘液で目の表面にあるゴミたちを洗い流しているのである。では、液によって流されたゴミたちはどうなるのか。まばたきすることで、これらのゴミは目頭のほうに集められ、涙嚢へと落ちていく。その後、涙嚢から鼻のほうへと抜けていき、最後は鼻クソになって体外へ出るというしくみだ。つまり、鼻クソは目の表面にたまったゴミでできていたというわけである。もうおわかりだと思うが、目ヤニも鼻クソも成分は同じである。起きていて、まばたきをしている間は、まばたきによって目ヤニの元は鼻へと送られるが、寝ているときは人間はまばたきをしない。そのため、粘液によって流されたゴミたちは、目頭までは運ばれるものの、そこにどんどんたまってしまう。そのうえ、水分だけが蒸発してしまうので、まるでヤニのような、ねっとりとした姿になってしまう。これが目ヤニの正体だ。だから朝起き目ヤニを見たら、昨晩も目のゴミたちをちゃんと洗い流してくれたのだなと感謝するべきなのだ。




東京書籍 (著:東京雑学研究会)
「雑学大全2」
JLogosID : 14820894

この辞典の個別アプリ

雑学大全2
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾アプリ。

【辞典内Top3】 手のひらを太陽に  火元責任者  八丁堀の旦那  
【関連コンテンツ】

関連辞書

雑学大全 暦の雑学事典 日本史の雑学事典 道と路がわかる事典 

関連書籍

 東京書籍「雑学大全2」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京雑学研究会
価格:2,160
収録数:1000
サイズ:25.6x18.4x3.6cm(B5判)
発売日:2004年8月
ISBN:978-4487801305

JLogosPREMIUM(100冊100万円分以上の辞書・辞典使い放題/広告表示無し)は各キャリア公式サイトから

             × 閉じる

収録辞書全リスト