どんぐりころころ
【どんぐりころころ】
「どんぐりこ」ではなく、「どんぶりこ」
♪どんぐりころころ どんぶりこお池にはまって さあたいへんどじょうが出てきて こんにちは坊ちゃんいっしょに 遊びましょう♪どんぐりころころ よろこんでしばらくいっしょに 遊んだがやっぱり お山が恋しいと泣いてはどじょうを 困らせた青木存義作詞の「どんぐりころころ」の歌詞である。「どんぐりころころ」の後は「どんぐりこ」と思っている人も多いようだが、正確には「どんぶりこ」である。もともとこの歌には二番までしかないのだが、ちょっと含みのある内容で終わっているため、いろいろなところでその続きがつくられている。まず一つは、朝日新聞の企画。二〇〇二(平成一四)年、荒木とよひさ氏に作詞を依頼したもので、『ザ・童謡ポップス』というCDに入っている。その三番と四番は以下の通りだ。♪どんぐりころころ かあさんが夕やけ小やけの 池の淵泣いてる坊やを 抱っこしてどじょうにお礼を いいました♪どんぐりころころ それからは優しいどじょうの 兄さんが恋しくなったら 転がって時々遊びに 行きましたもう一つ、「どんぐりころころの碑」がある宮城県の松島町立第五小学校では、こんな歌が三番として歌われているという。♪どんぐりころころ ないてたらなかよしこりすが とんできておちばにくるんで おんぶしていそいでおやまに つれてった♪誰がつくったのかなどは定かではないのだそうだが、地域で子どもをはじめ多くの人々に親しまれているようだ。
| 東京書籍 (著:東京雑学研究会) 「雑学大全2」 JLogosID : 14820635 |