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雑学大全2生活 > 食べ物

黄身
【きみ】

生卵の黄身にくっついている白い物体は何?

生卵を割って黄身(卵黄)をよく見てみると、なにやら白いゴミのような物体がくっついていることに気づく。この物体、実は「カラザ(卵帯)」という名前で、決してゴミではない。本来ヒヨコになるはずの黄身(胚)にとっては、重要な役割をしているのであるカラザは黄身の両端と殻の内側をつないでいて、よく見るとバネのような形をしている。これによって、黄身は卵が動いても殻の内側にぶつからずに、卵の中心にやさしく保たれているのだ。卵の中心にあれば、外側を白身(卵白)に守られ、細菌の侵入を防ぐことができるというわけだ。生卵を保存するときは、尖った側を下にしたほうがよいとよくいわれる。これは、丸い側よりも尖った側のほうが殻の強度が強いことに加え、そのほうが黄身が安定して、殻の内側に触れにくく、細菌が繁殖しにくいことなどが理由として挙げられるが、どの方向で保存しても大差はないという実験結果もあり、注意が必要だ。ちなみに、生卵を食べるときにカラザ取り除く必要はない。カラザには栄養分があり、成分の一つであるシアル酸には、抗ガン作用も期待されているという。




東京書籍 (著:東京雑学研究会)
「雑学大全2」
JLogosID : 14820220

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出版社:東京書籍[link]
編集:東京雑学研究会
価格:2,160
収録数:1000
サイズ:25.6x18.4x3.6cm(B5判)
発売日:2004年8月
ISBN:978-4487801305

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