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聖誕教会
【せいたんきょうかい】

キリストが誕生したとされる場所に建てられた教会
およそ2000年前のクリスマスに、馬小屋として使われていた洞窟でイエス・キリストが誕生したとの言い伝えがある。この洞窟の上に聖誕教会が建てられている。
聖誕教会のあるベツレヘムは、ヨルダン川の西岸に位置する小さな町で、聖地エルサレムにも近い。聖誕教会は、パレスチナ自治区にありながら、ローマ・カトリック教会、ギリシャ正教会、アルメニア教会によって共同管理されている。
イスラム教、キリスト教、ユダヤ教の宗教施設が入り乱れているエルサレム周辺では、宗教施設の保護を約束する国際協定を結び、互いの宗教を尊重しあうことが約束事となっている。
パレスチナ勢力とイスラエルの武力衝突の中で、イスラエル軍が聖誕教会を銃撃したことが報道され、ローマ法王をはじめとする宗教関係者から非難の声が上がっている。宗教的に微妙な地域だけに、常に、宗教紛争に発展する危険性をはらんでいる。
![]() | 時事用語のABC (著:時事用語ABC編集部) 「時事用語のABC」 JLogosID : 14425056 |