MENU
    全辞書一括検索 by JLogos

時事用語のABC時事用語アーカイブ > 経済

エンジェル税制
【えんじぇるぜいせい】

ベンチャー企業への個人投資を誘導するための税制
ベンチャー企業に投資した個人投資家(エンジェル)に対し、税制上の優遇措置を与えるしくみ。個人投資家からの資金を呼び込むことで、ベンチャー企業の成長を手助けしようというもの。アメリカのベンチャー企業の成長に刺激されて、1997年に創設された。
個人投資家がベンチャー企業の株式を売却して利益を上げた場合、その譲渡益の4分の1にだけ課税することで、個人投資家が納める税金の負担を軽くする。また、株式投資で損失が出た場合は、3年間にわたる繰り越しが特別に認められている。したがって、税額を計算するときに、譲渡益課税額からその損失分を差し引くことで、所得税を低く抑えられるわけだ。
投資先のベンチャー企業は、創業から10年以内など所定の条件を満たしている必要がある。見返りリターン)が大きい分だけ、失敗するリスクも高いベンチャー企業への投資を税制面から支えようという発想だ。
しかし、経済産業省の「企業税制に関する研究会」が公表した資料によると、エンジェル税制を活用しようという動きは鈍く、これまでにベンチャー企業15社がのべ226人の個人投資家から資金を集めたに過ぎなかったという。
▲関連キーワードエンジェル




時事用語のABC (著:時事用語ABC編集部)
「時事用語のABC」
JLogosID : 14425054


【辞典内Top3】 UberEATS  新型コロナウイルス(COVID-19)防御法  アポ電詐欺・強盗  
【関連コンテンツ】

関連辞書

福武国語辞典 カタカナ語の辞典 

関連書籍

 時事用語のABC「時事用語のABC」

JLogosPREMIUM(100冊100万円分以上の辞書・辞典使い放題/広告表示無し)は各キャリア公式サイトから

             × 閉じる

収録辞書全リスト